花王株式会社がタレントマネジメントシステム「タレントパレット」を導入
~事業戦略であるK25に紐づく社員活力の最大化を目指し「花王のOKR」を運用開始~
花王のOKRとは
従来より運用している年度目標に基づく実績評価だけでなく、社員の一人ひとりが中長期な的視点で「こうありたい」という挑戦を促し、たたえることを目的としてOKRをスタートしました。個人が作成したOKRは、上司・部下の間だけではなく、同僚や他部門の社員にも公開され、タレントパレットの中で同じ志や夢を持つ仲間を検索しあうことができます。そういった「つながり」から「社員のワクワク」や「共創」を生み、その活気が「会社の活力」となり、最終的には「社員や会社の成長」につながると考えられています。
※OKRとは「Objectives and Key Results」の略称
ご導入背景
花王では、事業戦略であるK25に紐づく「社員活力の最大化」を実現するためには、グローバルを含めた全社員の人材データを一元化・適宜収集し、人事部だけでなく、マネジメント層や社員まで、それぞれの権限範囲内で情報を開示し活用していく必要があり、OKRの運用もその中の一つでした。
しかし、当時は人事情報を基幹システムのみで管理しており、権限設定や操作性が複雑なため人事部しか情報を確認できないことを大きな課題としており、タレントマネジメントシステムを検討することになりました。
タレントパレット採用の決め手
導入時の課題を解決するだけではなく、選定検討の軸として「独自のOKR運用に対応」「グローバルで活用するための多言語」「細かな権限設定」など複数の必須事項がありました。
今回、複数のタレントマネジメントシステムを検討する中で、それを全て網羅しているかつ、今後より一層の企業成長を見据えた際に、データを保管しておくのみならず、人材データを分析・活用をして人事戦略を推進し実現していく必要があるとし、データ活用に対する思想や考え方が花王の方針とあっていると考え、日々の運用から将来的な人事戦略をも支援できるタレントパレットの導入に至りました。
担当者様コメント
OKR自体、まだ日本では取り入れている企業が少ないため、実現できるサービスがなかなか見つからずにいました。そんな中で、タレントパレットが花王のOKRを一緒に実現してくれると提案をしてくださり、2021年10月ごろから準備を始め、翌年6月に社員に展開することができました。
OKR導入に際して大きくポイントとしていた「個々が入力した内容が全社員に共有ができる」「共有した内容からつながりたい社員を見つける」という点がシステム化の中でなかなか実現が難しかったのですが、コンサルティングや開発の方々がスピード感をもって協力してくださり、機能開発などを実施いただくことで実現することができました。来年にはグローバルにもOKRを展開し、各国の社員と国内の社員がつながることができるようになる予定です。
今後も、より一層にタレントパレットにて人事データを活用した科学的人事戦略を実現していきたいと思っております。