タレントパレット 国内上場企業の人的資本開示情報を ベンチマーク可能となる『人的資本開示ラボ』を新設
株式会社プラスアルファ・コンサルティング(本社:東京都港区、代表取締役社長:三室克哉、以下「PAC」)は、データに基づいた人事戦略の実現のため多くの企業が採用するタレントマネジメントシステム「Talent Palette(以下、タレントパレット)」の顧客向けに、4,000社を超える企業の人的資本開示情報を収録し、可視化する機能を新設しました。
女性管理職比率、男性の育児休業取得率、男女間賃金格差、役員等報酬といった代表的な人的資本指標に加え、研修時間や勤続年数等の情報も把握でき、企業の経営層・人事部等が、他社動向をモニタリングした上で業績指標を設定し、人事業務のPDCAサイクルを回すことを支援します。
概要
人材を企業価値向上の源泉とみなし、社員の持つ能力を最大限に引き出す人的資本経営が広がりつつあります。より良い経営の指標として、国際社会で人的資本の情報開示規制が進む中、日本においても2022年、上場企業に対して情報開示の一部義務化が決定されました。
PACでは、タレントパレットにおいて、従来より人的資本経営の実現に向けた多彩な機能を提供するほか、ISO 30414リードコンサルタント/アセッサーが監修した豊富なテンプレートも提供するなど、利用企業を支援してきました。
今回、国内上場企業の人的資本開示状況や経営状況を把握できる「人的資本開示ラボ」を開発し、利用企業に対して無償提供を開始することで、人的資本経営実現の支援機能をさらに強化しました。
人的資本開示ラボの機能と特徴
①豊富な収録データ
有価証券報告書を開示する国内上場企業4,000社超の情報を独自にデータ化しています。人的資本開示が義務化されている人的資本指標(女性管理職比率、男性育休取得率、男女間賃金格差)だけでなく、研修時間/勤続年数/従業員数/業種/地域/上場市場区分や主要経営指標を収録しており、確認したい項目を絞り込んで可視化することができます。また、収録データは定期的に更新し、情報鮮度を保つほか、PAC独自項目・指標の追加を検討しています。
②簡易に使える可視化機能
PACは3,000社超のマーケティング支援を行ってきた実績・データ活用技術のノウハウを有しており、どなたでも簡易にお使いいただけるよう、「人的資本開示ラボ」を構築しています。
タレントパレットでは、人事業務において発生するデータを蓄積するだけでなく、外部データの登録・分析が可能な「BIライブラリ」機能を有しており、業界水準と自社を比較したり、時系列の推移を確認することができます。今回収録したデータを「BIライブラリ」に取り込み可能とする予定です。
PACは、タレントパレットにおいて、今後も人的資本経営の支援機能を企画・提供していきます。