タレントパレット、 企業が求めるDX人材の育成を後押しするスキルシート 「iCDタスクディクショナリ」を標準搭載
ITスキルの見える化に向け、 iCD協会より「iCD認定システム」としての認定を取得
株式会社プラスアルファ・コンサルティングは、働き方改革や健康経営、リモートワーク、人材の採用難、離職防止などを背景に、多くの企業で導入が進んでいるタレントマネジメントシステム「Talent Palette(以下:タレントパレット)」において、一般社団法人iCD協会の定義するタスク/スキルディクショナリを標準機能として実装し、「iCD協会認定システム」として認定を受けました。タレントパレットのスキル管理や研修管理機能と「iCDディクショナリー」のスキルシートを活用することで、例えばシステム会社でのIT人材や製造・金融・流通など様々な業界で進められているデジタル/DX人材育成のためのプラットフォームをより短期間で構築可能となります。
昨今、技術革新やビジネスモデルの変化に対応するために、業務上で必要な新たな知識やスキルを学習し直し身に着ける「リスキリング」というワードをよく目や耳にするようになりました。特に急速なデジタル化に伴い、企業のDX人材に対するニーズが高まっています。
このたびタレントパレットでは、DX人材に求められるスキルや素養のうち、ITスキルについて、スキルシートを用いて見える化するための一つの基準として、一般社団法人iCD協会(以下、iCD協会)が定義し多くのIT企業や情報システム部門のスキル評価等に活用されているiCD(iコンピテンシ・ディクショナリ)を標準テンプレートとして実装し、iCD協会より「iCD協会認定システム」として認定されました。
(https://www.icda.or.jp/business-activity/service/)
今回タレントパレットに標準搭載したiCDスキルテンプレートは、iCD協会が策定した99種類のタスクプロフィール(職種)に対して求められるタスクと重みづけを設定できるものとなっており、タレントパレットの利用ユーザーは、iCDをベースとしながら、自社の業務分掌に合わせてカスタマイズしたスキルシートを作成できると共に、スキルの分布状況を可視化することで戦略的な人材配置・人材育成に活用することが可能となります。
このたび、「iCD協会認定システム」認定記念として、期間内にタレントパレットを新規ご契約頂いた企業様に対して初期費の一部割引キャンペーンを実施いたします。
(諸条件あり。詳しくは問合せフォームより、お問合せ下さい。)
今後もタレントパレットは、働き方改革や企業の人事戦略に貢献するため、より多くの企業様に社員データを活用した科学的人事戦略を実践していただけるよう、新機能の企画・開発の強化およびご支援に努めてまいります。
一般社団法人iCD協会からのコメント
一般社団法人iCD協会 理事長 金修
この度の「タレントパレットへの iCDタスクディクショナリの標準装備」の発表を心よりお慶び申し上げます。
株式会社プラスアルファ・コンサルティング様は、タレントマネジメントシステムを提供されている国内を代表する企業のひとつです。また iコンピテンシディクショナリは、IT分野を中心とした業務遂行のためのタスクやスキルを体系的に整備したものです。この両者のコラボレーションにより、IT関連組織におけるHRテック(テクノロジーの活用による人事業務の課題解決のためのソリューション)分野がおおいに活性化されるものと、期待しております。このシステムを利用される企業が増えていきますことを心より祈念しています。
iCD協会について
iCD協会は、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が公開した「iコンピテンシ ディクショナリ」に関する調査及び研究、普及啓発及び指導、情報の収集及び提供等を行うことにより、企業目標の達成を支援し、もって我が国の産業経済発展に寄与することを目的とする組織。
(出典:iCD協会概要)
iCD(iコンピテンシ・ディクショナリ)について
i コンピテンシ ディクショナリ(iCD)は、企業が着実に成長していくために求められるタスク(業務)とスキル(能力)を体系的にまとめたものです。インターネットが社会のインフラとして定着し、ビジネスに欠かせない存在となって以降、ITを取り巻く環境はめまぐるしく変化しています。IPAのIT人材白書2015によると、IT人材の“量”に対する不足感をもつIT企業は87.4%にも上り年々増加。一方“質”に対する不足感も90.8%にも上ります。ITが様々な分野に浸透している中、多くの企業が質・量ともにIT人材の不足を感じていることがわかります。これからの時代に求められるビジネスとそれを支える人材育成が急務です。iCDは、企業成長に必要なタスクとスキルを体系的に網羅し、いま、必要な戦略と人材を明確にします。
(出典:iCD協会「iCDとは」)
iCD協会認定システムとは
iCD協会では、下記の機能を有するシステムについて、協会へ登録くださったシステムを対象に「iCD協会認定システム」として認定しております。
- 役割とタスクの関係を基にして、iCDタスクの評価機能を有すること
- iCDのアップデートに速やかに対応すること
- データの出力機能を有しており、外部のテンプレートとの連携や、他システムへのデータ移行が可能であること
- 主機能面、運用面等で一定の品質が確保されていること
(出典:iCD協会「協会のサービス」)
iCDに準拠した99種類のタスクプロフィールをテンプレートとして提供
タレントパレットのスキル機能の標準テンプレートとして、iCD協会が定義する99種類のタスクプロフィール(下表)を「職種」として用意しました。テンプレートなので企業別に必要な職種を選択し、対応するスキル(タスクプロフィール)の組み合わせおよび重みづけを任意に設定して頂くことが可能です。
iCDタスクプロフィール種別 | タスクプロフィール |
---|---|
ビジネスタイプ別 | 自社向け情報システム開発・保守・運用 システム受託開発 ソフトウェア製品開発 組込みソフトウェア開発 Webサイト構築・運用 ITコンサルティング ・・・等 |
開発対象別 | アプリケーションシステム 基盤システム ソフトウェア製品 組込みソフトウェア Webサイト |
開発手法別 | ウォーターフォール アジャイル パッケージ利用 |
新ビジネス別 | クラウドアーキテクト ビジネスアナリスト データ解析スペシャリスト コンサルタント(情報リスクマネジメント) ITアーキテクト(セキュリティアーキテクチャ) ・・・等 |
役割別 | ラインマネジメント マーケティング セールス 総務 人事 経理・財務 法務 購買・調達 情報システム部門 ・・・等 |
専門領域 | 情報リスクストラテジ 情報セキュリティデザイン セキュア開発管理 脆弱性診断 情報セキュリティアドミニストレーション ・・・等 |
iCDタスクディクショナリの一例
職種:自社向け情報システム開発・保守・運用の場合(デフォルト設定)
大分類 | 中分類 | スキル |
---|---|---|
事業戦略把握・策定支援 | 要求(構想)の確認 | 経営要求の確認 |
経営環境の調査・分析と課題の抽出 | ||
新ビジネスモデルへの提言 | 業界動向の調査・分析 | |
ビジネスモデル策定への助言 | ||
事業戦略の実現シナリオへの提言 | 実現可能性の確認 | |
全社戦略の展開における活動・成果指標の設定 | ||
課題とリスクの洗い出し | ||
超概算予算の算出 | ||
IT製品・サービス戦略策定 | 市場動向の調査・分析・予測 | 市場機会の発見と選択 |
ターゲット市場のビジネスチャンス分析 | ||
IT製品・サービス戦略の策定 | ビジネス機会の分析 | |
新規製品・サービスの企画 | ||
既存製品・サービスのロードマップ更新 | ||
IT戦略策定・実行推進 | 基本方針の策定 | 現状分析・環境分析 |
IT基本方針の策定 | ||
IT化計画の策定 | IT中期計画の作成 | |
IT基盤戦略の策定 | ||
事業部門のIT化計画の作成 | ||
IT基盤計画の作成 | ||
全体計画の策定 | ||
IT戦略実行マネジメント | IT戦略の理解とプログラムの定義 | |
プログラム戦略マネジメント | ||
・・・ | ||
・・・ | ・・・ | |
・・・ | ・・・ | ・・・ |
タレントパレットにおける、iCDタスクディクショナリ入力画面イメージ
iCDタスクディクショナリは、1つのタスク(スキル)が複数の職種にまたがって定義されていますが、入力したスキルレベルは全職種に対して共有されるため、職種を切り替えて何度も重複入力する必要がありません。
タレントパレットでの分析イメージ
スキルアップ分析
定期的にスキル回答して頂くことで、時系列でのスキルアップ状況を確認することが可能となります。
スキル状況レーダーチャート分析
スキル習得状況をレーダーチャートで確認することが出来ます。
iCDスキル・ポートフォリオ分析
個人別のスキル習熟度のばらつきを、強みを赤色、弱みを青色で一目で把握することが可能です。
研修連携(Schoo for Business)
タレントパレットの研修機能はスキルデータと連動してお勧め研修コンテンツを表示でき、不足しているスキルの効果的な強化促進が可能です。
また、Schoo社の提供する「Schoo for Business」ともシームレスに連携可能(要別途オプション契約)で、DX人材育成コンテンツなど、7,000を超える新鮮かつ豊富な研修コンテンツで社員の育成が可能です。