ジョブ型、リスキリング時代の日本版ジョブ型雇用制度に対応したタレントマネジメントシステム「タレントパレット」の新バージョン(Ver8.0)をリリース
人材要件に基づく、ポジション管理から自立的なキャリア開発を支援する社内公募/研修レコメンドまでをワンパッケージ化
株式会社プラスアルファ・コンサルティング(以下「PAC」)は、データに基づいた人事戦略の実現で多くの企業が採用するタレントマネジメントシステム「Talent Palette(以下、タレントパレット)」の新バージョン(Ver8.0)をリリースします。
昨今、製造業や金融機関、流通業、IT企業など様々な業界業種で導入が広がりつつあるジョブ型雇用に対応する人材要件定義やポジション管理に対応し、さらには、日本企業として戦略的に取り組む必要があるリスキリングなど社員一人一人のキャリアの再開発、社員の自律的成長を促す社内公募や研修管理などの基盤構築に対応することで、日本版のジョブ型雇用制度を実現することが可能となります。
本リリースの概要と背景
昨今、グローバルでの競争やビジネスモデルの転換など経営環境が大きく変化するなか、日本企業でも従来の「メンバーシップ型」から「ジョブ型」への移行検討が本格的に進められている企業が増えています。
しかしながら、ジョブ型で先行する欧米比べ、日本企業においては、文化的・法制的背景とも密接な関係のある「メンバーシップ型」から「ジョブ型」への切り替えは現実的な雇用関係の中では容易ではなく、そういった背景から、事業成長上必要となるポジションに対する過不足の把握において、社外から優秀人材を採用するだけでなく、社員一人一人のスキルを伸ばす戦略的な人材育成や、リスキリングを組み合わせて実施する日本版のジョブ型雇用を考える必要があります。
PACでは、多数の企業にタレントマネジメントシステム「タレントパレット」を導入し、人材育成や最適配置、公正な評価運用、採用強化、離職防止などデータに基づいた科学的な人事戦略について、関連するコンサルティングも提供することで支援してきました。
このような支援を通じて培った人事データの収集・分析活用のノウハウ、安心して社内で運用するためのワークフローや権限管理の設計などの科学的人事戦略のノウハウと、PACが持つ独自のテキストマイニング技術を結集し、多くの企業で関心が高まっている日本版ジョブ型雇用に対応したタレントマネジメントシステムが、「タレントパレット」です。
ジョブ型に必要な人材要件(ジョブディスクリプション)の定義やポジションの管理(ポジションの設定や充足度の把握)、社員一人一人が自身のスキルと目指す人材要件とのギャップを把握し、成長のための研修(リスキリング)の受講、社内公募の応募によるチャレンジ促進までつなげることで、日本特有の雇用形態に即した日本版ジョブ型の実現を可能とします。
タレントパレットの考える「日本版ジョブ型」人材マネジメント
タレントパレットVer8.0(日本版ジョブ型雇用対応)の特徴
1.ジョブディスクリプション(ポジションと人材要件)の定義
経営戦略に沿って必要ポジションと、求められるスキルや業務経歴といった要件を人材要件として設定します。
2.ポジションを担うポテンシャル(次世代)人材の抽出
3.社内公募レコメンドによる自発的チャレンジ意欲の促進
必要なポジションを社内公募として公開し、社員の自発的なチャレンジを促します。
人材要件に合致したポジションを推奨ポジションとして出し分けることにより、社員ひとりひとりに適したポジションへのチャレンジを後押しすることが可能となります。
4.目指すキャリアと現在のスキルのギャップ把握
社員は自ら目指すポジションに求められる人材要件と、現在の自身のスキルレベルや業務経験などのギャップを確認します。
5.自律的キャリア形成支援
ジョブ型組織における人材育成では、社員が自律的に学べる仕組みの提供が不可欠です。
タレントパレットは人材要件に対してのマッチ度を社員毎に算出し、不足しているスキルを補う学習コンテンツをレコメンドすることが可能です。それにより、自分が学習すべき内容をピンポイントで把握でき、自律的なキャリア形成のための学習環境を提供します。
6.要件に合致する人材の抽出・配置
人材要件に対して基準を満たす人材をピックアップし、配置シミュレーションをします。
求められる要件とのマッチ度が高い順番に社員を抽出でき、いま要件を満たしている人材の配置だけでなく、配置によって育成したいポテンシャル人材の配置検討も可能です。