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3,000名

科学的人事ケーススタディ

株式会社トクヤマ

執行役員 総務人事部門長 兼 人事グループリーダー 藤本 浩 様
人事グループ 主幹 佐藤 厚秀 様

株式会社トクヤマ

人材育成の見直しと戦略人事の実践で
企業としてのさらなる飛躍を目指す

日本の大手総合化学メーカーであるトクヤマ。昨年春に25年ぶりに人事制度を改定し、従来の日本企業では一般的な職能資格制度から役割等級制度へと踏み出した。人材育成と戦略人事を軸に、目標設定から評価までのプロセスの見直しに加え、中期経営戦略に則った人材戦略を進めていくため、科学的人事への取り組みが始まった。

1目標設定から評価に至るまでPDCAを回せる仕組みに

本来であれば、目標設定から評価に至るまでのPDCAをしっかりと回し、そこから翌年の目標設定に正しくつなげ、本人と組織の成長に寄与する仕組みこそが目標設定です。しかし、今まではPDCAが属人的で、組織や上長により濃淡が出ることもありました。こうしたことに部下が左右されないよう、正しい目標設定の実施と、部下にも納得感のある評価、人事側も各部署の評価が確認できる仕組みを作るため、タレントパレットを新たに導入しました。

目標設定から評価に至るまでPDCAを回せる仕組みに

タレントパレットの人事評価機能は評価項目の設定から評価調整(甘辛調整)まで、人事業務に必要な評価フローをワンストップで実現。
MBOやOKR、360度評価などさまざまな評価制度に対応しています。

タレントパレットを導入したことを機に、人事グループでは全社員の目標設定の内容を資格等級ごとにチェックし、内容に問題があるものについては本人にフィードバックして差戻しということを初めて行いました。

これまでは期末評価の時期に部長から口頭での説明で終わっていたような個人の評価に対する特記事項についても、タレントパレットで運用することでコメント欄にそれらを残すことができるようになりました。

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2人材情報を一元化し、効率化と人材育成に寄与

人事グループ内には、研修に携わるチームや異動などを管轄するチーム、労務管理を行うチームなど複数チームがあります。人事グループ内だけでも各チームに情報が散在していたケースもありましたが、タレントパレットで一元化することで共有化もでき、効率化も図ることができました。
今まで各部署に散在していた情報と人事が管理していた情報を全て分析機能に特化したシステムに集約したので、それらの情報を共有して有効活用し、社員のキャリアプランや全社的な育成ローテーションの検討などに取り組みたいと考えています。また、上長に部下の情報を開示することで、部下のことに興味を持って人材育成を考え、他部署とも情報交換しながら、ジョブローテーションしていけるようにタレントパレットの活用を進めていきます。

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3会社の中期経営計画に則った戦略人事へ

戦略人事やタレントマネジメントなど、やりたいことは今までもありましたが、それまで人事が使っていたデータでは分析しにくく、結局は表計算ソフトでの管理となっていました。タレントパレットを導入したことで、組織的な滞留年数なども瞬時に見せることができ、等級別に並べてキャリアを見るなど、欲しい情報や分析も簡単に行うことができるようになりました。各部署の部長とローテーションや組織構成について議論する時には、タレントパレットの機能を使ってデータを見せながら打ち合わせを行っています。

データ活用により、目指す人材像を可視化

タレントパレット上ではデータを多角的に分析し様々な形でアウトプットとして表現できます。権限管理によって、共有したいデータだけを見せながら社内で議論することも可能です。

また、5年ごとに立てる中期経営計画では、事業展開に応じて採用だけでなく、必要な人材を育てていくことが必要になります。その中で我々の行っている施策が人事として独りよがりになっていないかということも定期的にモニタリングする必要があると思っています。タレントパレットで従業員の意識調査やエンゲージメントなどを定期的に実施し、モニタリングしながら活用していきたいと思っています。

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