ワークショップを成功させるための進め方とは?注意点も解説


ワークショップを成功させるための進め方とは?注意点も解説

こんにちは。人事・経営に役立つメディア「タレントマネジメントラボ」を運営する「タレントパレット」事業部編集チームです。

参加者が主体的に活動する体験型のプログラムをワークショップといいます。社内研修や会議のスタイルとして、ワークショップを取り入れようと検討している企業もあるでしょう。

本記事では、ワークショップを成功させるための進め方について解説します。

ワークショップの概要



参加者が主体的に取り組む体験型のプログラムをワークショップといいます。講師が一方的に話すことの多いセミナーでは、参加者は受け身の姿勢で過ごすケースがほとんどです。ワークショップでは、参加者には積極的な発言や行動が求められます。そのため、参加者の主体性を引き出すことが可能です。また、参加者同士の交流も期待できるでしょう。

一般的にはものづくりや芸術分野、ダンスなどのワークショップか開催されるケースが多いようです。

しかし、ビジネスにおいてもチームビルディングやブレインストーミング、参加者間の相互理解など様々な目的でワークショップが積極的に活用されています。

ワークショップはセミナーと混同されることもありますが、明確な違いがあります。ワークショップについてより詳しく知りたい方は、こちらの記事をどうぞ。

「ワークショップ」については、こちらの記事をご確認ください。

ワークショップを成功させるための具体的な進め方

ワークショップを成功させるためには、どうすればよいのでしょうか。ここでは、具体的な進め方について解説します。

スケジュールを大まかに作成しておく

当日のスケジュールを大まかに作成しておきましょう。ワークショップは、参加者によって進み具合が左右されることも珍しくありません。「予想以上に議論が長引いた」「思ったほど発言が出てこなかった」など様々な理由でスケジュールどおりに進まないこともあるでしょう。

それを考慮した上で、当日のスケジュールを大まかに作成しておきましょう。時間的にゆとりのあるスケジュールを組むと同時に、逆に時間が余った場合の対策も考えておく必要があります。スケジュールを作成すると、当日の流れが見えてくるでしょう。

テーマや目的を明確にして共有しておく

ワークショップを成功させるポイントは、テーマとゴールを明確に設定しておくことです。ゴールを決めることで、参加者を集める時にもワークショップの目的を可視化できます。ワークショップを開催する際は、参加者に対して改めてテーマや目的を共有することが大切です。それによって、参加者の発言内容の方向性や粒度をある程度揃えることができるでしょう。

参加する人材・部署を厳選する

ワークショップは参加型のプログラムなので、ワークショップの質は参加する人に左右されます。テーマやゴールに合う参加者が集まるよう、あらかじめ参加する人材や部署を選択しておきましょう。事前に目的や狙いを参加者全員に伝えることで事前準備が可能になるため、ワークショップがより充実した時間になります。

意見が出やすい環境を作る

ワークショップでは、参加者からできるだけ多くの意見を引き出すことが大切です。そのためには、ファシリテーターの存在が欠かせません。ファシリテーターは場の雰囲気を和ませるとともに、多くの人から意見を引き出すことが求められます。ただし、人材の組み合わせによっても、意見が出やすい・出にくいといった違いは出てくるでしょう。人材を選定する際は、できるだけ多くの意見が出るメンバーを意識しましょう。

グループワークだけでなく個人ワークも検討する

ワークショップはグループに分かれて話し合うスタイルが多いのですが、最初からグループ分けするとどのように進めていけばよいかわからず、議論が進展しないかもしれません。場合によっては最初に個人ワークを行い、緊張がほぐれた段階でグループ分けするという方法も検討しましょう。参加人数やテーマによっては無理にグループワークを取り入れず、終始個人ワークでも構いません。

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ワークショップの進め方の注意点



ワークショップを進める際は、どのようなことに注意すればよいのでしょうか。ここでは、進める際の注意点について解説します。

目的を明確化する

ワークショップには目的が必要です。明確なテーマや目的がないと、議論の軸がぶれて必要な意見を引き出せないことがあるため、注意してください。ワークショップを開催する理由や、開催後につなげたいアクションを含め、テーマ・目的・ゴールなどを明確にして、参加者に伝えておきましょう。

ワークショップ終了後のフィードバックを徹底する

ワークショップでは、参加者には積極的な活動が求められます。そのため、参加者の中にはワークショップに参加したことに満足し、その後のアクションを気にしない人もいるでしょう。ワークショップをさらに有意義なものにするためには、終了後のフィードバックが欠かせません。ワークショップで決めたアクションを実行できたか、ワークショップで学んだことを業務に取り入れているかなど、終了後のフィードバックを徹底しましょう。

ルールの明確化

ワークショップの魅力の一つは、参加者の意見を引き出せることです。発言しやすい雰囲気を作るためにも、ワークショップの明確なルールを作りましょう。できるだけ多くの発言を促すルールには、以下のようなものがあります。

  • 他人の意見を否定しない
  • 人の発言は最後まで聞く


ワークショップのテーマとは無関係の意見が出てくると、話がまとまらなくなります。また、特定の誰かが長く話をすると、他の人が発言する時間がなくなります。そのため、発言にもルールを設けることが大切です。

  • 端的でわかりやすい発言を心がける
  • 本会議の目的に沿った意見やアイデアを出す


ワークショップをスムーズに進めるために、参加メンバーに合わせて必要なルールを策定し、参加者全員に伝えておきましょう。

まとめ

参加者が主体的に取り組む体験型の講座や会議をワークショップといいます。多くの意見を引き出せるため、ビジネスの場において注目されているスタイルです。

充実したワークショップを行うためには、テーマや目的を明確に定めておくことが大切です。必要に応じて、参加者を厳選しても良いでしょう。

意見を出しやすい雰囲気を作るためには、必要なルールを定めて明確に示すことも重要です。ワークショップに参加しただけで満足感を覚える人もいますが、その後のアクションを重要視する場合は必ずフィードバックを行いましょう。

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