優秀な人材の特徴を知っておこう! 採用面接で見抜くための質問は?


優秀な人材の特徴を知っておこう! 採用面接で見抜くための質問は?

どの企業も、優秀な人材に入社してもらうための採用活動に力を入れています。しかし、そもそも優秀な人材の定義がわからないと、優秀な人材が応募してくれたとしても、見逃してしまうことになりかねません。それでは非常に残念なことになってしまいます。この記事では優秀な人材の特徴を具体的に解説しますので、採用活動の参考にされてください。採用面接で効果的な質問も一緒に解説します。

優秀な人材によくある特徴とは

はじめに、多くの企業が求めている優秀な人材(ハイパフォーマー)に見られる特徴を確認しておきましょう。
 

自分の役割を理解している

優秀な人材は、組織の目指すところ、その中での自分の役割をしっかりと理解しています。理解しているからこそ、組織の目標達成のために動けるということです。
このような人が入社すれば、企業全体の目標、目標達成のために各部署がなすべきこと、その中で自分が果たす役割をきちんとつかみ取り、行動につなげていくでしょう。結果として、会社の業績アップにつながります。
 

コミュニケーション能力がある

コミュニケーション能力があることも、優秀な人材を語るうえではずせない観点です。
人数や規模の違いはあるものの、どんな仕事も、第三者と関わりながら進めていくことになります。職種によっては、個人的なスキルよりもコミュニケーション能力のほうが重要ということもあるでしょう。
 
自分の考えを持つことは必要ですが、それを押し付けるのではなく、相手の話に耳を傾けることも重要です。その人材が相手の立場も考えながら関係を築いていく力があるか否かを見極めることは、企業にとって大切です。

目標達成力がある

目標をきちんと成し遂げる力、途中であきらめずにゴールに到達する力があることも、優秀な人材である証といえます。
言うまでもなく企業は、短期計画から長期計画まで、さまざまな目標を設定しながら進んでいくもの。自分なりのビジョンを描き、そこに向けて計画的に努力できる人は、企業にとっても大きな力となります。
 

チームとして成功できる

コミュニケーション能力とも関連しますが、企業はひとつのチームであり、その中にも細かいいくつものチームがあって成り立っています。そう考えると、チームとして成功に導くリーダーシップ、チームの一員として力を発揮する協調性など、チームとしての成功を目指せる人は、優秀な人材の条件を備えているといえます。
 

成長のための行動が常にある

優秀な人材は、自分を成長させたいという気持ちを常に持っています。個人的なスキルアップももちろんですし、組織に役立つスキルや新たな学びに意欲的であることも優秀な一面といえるでしょう。こういった特徴のある人は、仕事や職場環境にも成長を求め自分自身を高めつつ、組織にも貢献してくれます。

自社にとって必要である優秀な人材とは

次に、優秀な人材の中でも、自社にとって必要な人材はどんな人かを考えてみましょう。先ほど挙げた特徴は、優秀な人材といわれる人の一面ですが、それらを兼ね備えているだけでは自社にとっても優秀といえるわけではありません。
 

一般的に優秀な人材と自社にとって優秀な人材は一緒?

一般的に「優秀」とされる人材と、自社にとって「優秀」と考える人材は一緒かどうか、実はわかりません。
なぜならば、業種や職種によって、必要な人材や適した人材は変わってくるからです。適材適所ともいいますが、一般的に優秀な人材=自社にとって優秀な人材とは限らないということを押さえておきましょう。
 

自社の中から優秀な人材を分析してみよう

ではいったい、自社にとっての優秀な人材はどのような特徴を持った人なのでしょうか。そのヒントは、すでに入社して働いている従業員の中から見つけることができます。具体的には、現段階で活躍している社員、実績を出している社員に注目するのです。
このような社員を「自社にとっての優秀な人材」と位置づけてピックアップし、その特徴を分析してみてください。自社にとって優秀な人材がどんな人なのかが見えてきます。

自社内の人材データを一元化しておけば、優秀な人材の発見に役立ちます。
例えばこの図では、社員の人事評価と残業時間をかけ合わせて分析することで、より短い業務時間で高い結果を出せる優秀人材を発見しようとしています。

優秀な人材かどうかを面接で見抜く方法

自社にとっての優秀な人材像、ぜひとも入社してほしい人物像は見えました。では、採用候補者がそのような資質を持っているかどうかを見抜くにはどうしたらいいのでしょうか。それには、面接が非常に重要になってきます。以下では、その具体的な方法をお伝えします。
 

失敗談を語ってもらう

新卒採用であれば学生時代のこと、中途採用であればこれまでの経験の中から、失敗したことについて質問をしてみてください。
人生において失敗経験のない人は、いません。しかし、失敗談はできれば避けたいものでもあります。そういった中で、失敗といえる出来事とどう向き合い、どのように解決していったかを臆することなく語れる人であれば、困難にぶつかっても進んでいける、課題解決能力を持った人であると判断することができます。
 

課題に対する解決方法を聞く

例えば「お客様に郵送した書類に間違いがあったことに気づいたら、どうしますか」のように、具体的な課題を提示して、その解決方法を尋ねることも方法のひとつです。解決に至るプロセスの組み立て方など、柔軟性のある考え方ができるかどうかを確認することができます。
 

専門的なスキルについて聞く

専門性を求めるのであれば、その知識やスキルについて具体的に尋ねてみましょう。曖昧な返事をせず、自信をもって答えられていれば、相応のものを身につけていると判断できます。

まとめ

優秀な人材を採用するためには、その特徴を知っておくこと、さらに自社にとっての「優秀な人材」を定義しておくことが重要です。お伝えした内容を参考にして、面接の際のチェック項目、質問項目などを考えてみましょう。
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