【令和版】 人事に必要な資格・検定11選!スペシャリストを育成する方必見


【令和版】 人事に必要な資格・検定11選!スペシャリストを育成する方必見

人事の能力を着実に上げていける方法が、資格・検定の取得です。本記事では、優れた人事に必要な資格・検定を11選紹介するため、人事を成長させたいと考えている方はぜひ参考にしてください。

こんにちは。人事・経営に役立つメディア「タレントマネジメントラボ」を運営する「タレントパレット」事業部編集チームです。


「人事の能力を高めたい」と考えている担当者は多いのではないでしょうか?


人事業務では貴重な経営資源である「人」を取り扱うため、配属された社員のスキルや能力により、会社の業績が大きく左右される可能性があります。


しかし、社員(人事)の能力を上げるのは難しく、具体的な人材育成方針を決めるのに時間を割く担当者は少なくありません。


そのような担当者には、着実に人事としての能力を高めていける資格・検定の取得を各社員に推奨するのがおすすめです。


本記事では、人事業務に役立つ資格・検定を紹介します。


本記事を最後まで読めば、優れた人事になってもらうにはどのような資格・検定が必要なのかが分かりますので、ぜひ参考にしてください。


人事のスペシャリストにおすすめの資格・検定11選

人事の能力を高めるために必要な資格・検定を、次の11選紹介します。


  • メンタルヘルス・マネジメント検定試験
  • キャリアコンサルタント試験
  • 採用コンサルタント資格
  • コーチング資格
  • 衛生管理者
  • 社会保険労務士試験
  • 個人情報保護士認定試験
  • 中小企業診断士
  • ビジネス・キャリア検定
  • マイナンバー実務検定
  • 人事総務検定
  • MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)


上記の資格・検定を取得しているほど、人事のスペシャリストに近づけます。そのため、高度な知識を有した人事を育成する際は、資格・検定の取得を促すのも1つです。


メンタルヘルス・マネジメント検定試験

メンタルヘルス・マネジメント検定試験とは、社員のメンタルケアをおこなえる知識や能力を取得する資格です。現代社会でストレスを抱えている方は多いもの。厚生労働省によると、令和2年の時点でメンタルヘルス対策に取り組んでいる事業所は61.4%にも上ります。


参照元:職場におけるメンタルヘルス対策の状況 -厚生労働省


ストレスは業務へのモチベーションに直結するため、社内にメンタルケアの知識がある人事がいれば、離職率に差が出るでしょう。社内のメンタルヘルス対策を改善して、離職者を出さないようにするためには、大切な資格です。


なお、メンタルヘルス・マネジメント検定試験には、次の3つのコースが用意されています。


  • マスターコース(I種)
  • ラインケアコース(Ⅱ種)
  • セルフケアコース(Ⅲ種)


Ⅲ種は個人のメンタルヘルスを適切に保つ内容に限られているため、人事担当者は、経営幹部や管理職を対象としたI種やⅡ種の受講がおすすめです。

合格率(%)

I種:17.6

Ⅱ種:58.2

Ⅲ種:69.4

次回実施時期

2023年3月19日(Ⅲ種の実施時期は未定)

受験手数料(税込)

I種:11,550円

Ⅱ種:7,480円

Ⅲ種:5,280円

URL

https://www.mental-health.ne.jp/about/

※2023年1月時点の情報です。

関連記事:メンタルヘルスとは?原因や対策とあわせてかかりやすい精神疾患を解説

キャリアコンサルタント試験

キャリアコンサルタント試験とは、社員の経験や能力を考慮して、各自のキャリアプランを支援するスキルを取得するための資格です。本資格を取得しておくと、社員のキャリア相談に的確に応えられるでしょう。


なお、キャリアコンサルタント試験は、実技と学科の2種目からなります。実技は四肢択一のマークシート方式です。実技は、面談がスタートしてからの15分間という想定で行われます。

合格率(%)

学科:59.7

実技:62,9

次回実施時期

2023年3月19日

受験手数料(税込)

学科:8,900円

実技:29,900

URL

https://www.jcda-careerex.org/

※2023年1月時点の情報です。

関連記事:キャリアコンサルタントを導入することで企業が得られるメリットとは?

採用コンサルタント

採用コンサルタントは、通信講座を修了、スクーリングした上で認定試験に合格すると取れる資格です。


本資格を体系的に学ぶことで、採用担当として、面接時に自社に適した人材かどうかを見分けられやすくなります。また、経営視点に立った採用計画からスケジュールの組み方、選考方法などの基盤も学べます。


採用担当のスペシャリストになってもらうには、取得してもらいたい資格といえるでしょう。


ただし、採用コンサルタントを取得したからといって、必ずしも面接で自社に適した人材を見分けられるわけではありません。本資格を取得すれば採用担当としてレベルアップしますが、面接を実施する方の経験や能力によっては、そもそも自社に適した人材を見誤っている可能性があります。


面接で自社に適した人材を見逃さないようにするためには、社内で活躍する優秀な社員の特徴を抽出できるタレントパレットの導入がおすすめです。抽出した情報を応募者の特徴と照らし合わせれば、活躍できる人材かを見極めやすくなるため、ぜひタレントパレットをご検討ください。


タレントパレットのHPはこちら

合格率(%)

非公開

次回実施時期

未定

受験手数料(税込)

95,000円

URL

https://www.sogokeiei.or.jp/index.html

※2023年1月時点の情報です。

関連記事:【必見】人事コンサルタントに依頼する3つのメリットと注意点!会社選びのポイントを解説

コーチング資格

前提としてビジネスにおけるコーチングとは、自ら物事を考えて、答えに向かって行動するように仕向ける人材育成方法を指します。この一連の流れをスムーズに指導するスキルを身につけるのが、コーチング資格です。


コーチング資格には、次の2種類あります。


  • 日本コーチ連盟コーチ技能検定試験(I種)
  • 日本コーチ連盟コーチ技能検定試験(II種)


I種では論文試験と実技審査、II種では学科試験と実技試験が行われます。人事のプロフェッショナルとして本格的な指導力を身につけてもらうためには、I種の取得を目指してもらいましょう。I種を受講するにはII種の資格が必須となるため、要注意です。

合格率(%)

非公開

次回実施時期

未定

受験手数料(税込)

I種:非公開

Ⅱ種:25,300円

URL

https://www.coachfederation.jp/shikaku/detail/

※2023年1月時点の情報です。

社会保険労務士試験

社会保険労務士試験とは、入社手続きから退職手続きまでの、さまざまな人事業務に必要な知識を有している証明となる資格です。


幅広い人事業務をスマートにこなせる方を育成するには、社会保険労務士試験の合格を目指してもらうのが好ましいです。


ただし、試験内容が国民年金法や雇用保険法、労働者災害補償保険法などと幅広く、難易度の高い試験になっています。本記事で紹介する資格・試験のなかではとくに難しい内容になっているため、受講するには入念な準備が必要です。

合格率(%)

5.3

次回実施時期

未定

受験手数料(税込)

15,000円

URL

https://www.sharosi-siken.or.jp/about/

※2023年1月時点の情報です。

個人情報保護士認定試験

個人情報保護法に関する高い知識を有している証明になるのが、個人情報保護士資格です。資格を更新するには、1年に1回定期講習への参加が求められます。講習への参加が満たないと、原則として認定カードが発行されません。


4年間、個人情報保護士を継続し、合計4回の講習およびカード更新を2回行った方には、「個人情報保護士上級」の資格が付与されます。


人事のエキスパートとして個人情報に携わる業務をまっとうしてもらうためには、個人情報保護士上級の資格取得を推奨するのが好ましいです。

合格率(%)

37.3

次回実施時期

2023年3月12日(日)

受験手数料(税込)

11,000円

URL

https://www.joho-gakushu.or.jp/piip/

※2023年1月時点の情報です。

中小企業診断士

中小企業診断士とは、中小企業の経営方針や課題に対して助言を行う専門家としての資格です。自社を分析して課題を洗い出し、経営方針を定めて企業を成長させていく能力を人事に身につけてもらうには、本資格を取得してもらいましょう。


ただし、中小企業診断士になるには、まずは運営管理や経営法務などを含めた計7科目で構成される「中小企業診断士1次試験」に合格する必要があります。1次試験の合格後は、「中小企業診断士2次試験」に合格して実務補修を終えるか、登録養成機関や中小企業基盤整備機構での養成課程の修了が求められます。


合格率(%)

1次試験の合格率:28.9

2次試験の合格率:18.3

次回実施時期

未定

受験手数料(税込)

1次試験の受験手数料:14,500円

2次試験の受験手数料:17,800円

URL

https://www.j-smeca.jp/contents/007_shiken.html

※2023年1月時点の情報です。

ビジネス・キャリア検定

ビジネス・キャリア検定では、人事業務の分野ごとに必要なスキルの獲得および実務能力を把握できます。本検定では、次のような8分野から、各自が求める試験を受けられます。


  • 人事・人材開発・労務管理
  • 経理・財務管理 
  • 営業・マーケティング
  • 生産管理 
  • 企業法務・総務
  • ロジスティクス 
  • 経営情報システム
  • 経営戦略


また、各分野ごとに1級〜3級、計44試験が用意されています。人事としての知識の深さと幅広さを伸ばしてもらうためには、生産管理や経営戦略などのさまざまな分野の試験を受講してもらうのが好ましいです。

合格率(%)

人事・人材開発・労務管理:13〜58

経理・財務管理:34〜75

営業・マーケティング:30〜60

生産管理:29〜67

企業法務・総務:25〜79

ロジスティクス:32〜68

経営情報システム:20〜56

経営戦略:52〜63

次回実施時期

2023年2月19日

受験手数料(税込)

3,300円〜

URL

https://www.javada.or.jp/jigyou/gino/business/business-gaiyou.html

※2023年1月時点の情報です。

マイナンバー実務検定

マイナンバー実務検定とは、マイナンバー法を適切に運用するための知識が備わっているかを確認するための試験です。試験は1級〜3級まで用意されています。


人事のスペシャリストを育成するために本検定を受けてもらうなら、マイナンバーの専門スキルがより求められる1級の受講がおすすめです。


ただし1級では、特定個人情報の適切な取り扱い方や金融業務における特定個人情報の内容が含まれるため、幅広い専門スキルが求められます。

合格率(%)

未公開

次回実施時期

2023年3月12日

受験手数料(税込)

1級:11,000円

2級:8,800円

3級:7,700円

URL

https://www.my-number.or.jp/

※2023年1月時点の情報です。

人事総務検定

人事総務検定では、人事総務に必要な法律知識や実務の基礎を実践的に取得できます。合格すると人事総務としての能力が高いことを証明できる資格です。


1級〜3級の試験が用意されています。1級に合格するには、給与計算や人事評価、取締役会などに関する幅広い知識が必要です。業務全般のスキルが求められますが、優秀な人事に育てるためには、1級の合格を目指してもらいましょう。

合格率(%)

未公開

次回実施時期

2023年3月5日:3級・2級

2023年3月12日:1級

受験手数料(税込)

1級:11,000円

2級:7,640円

3級:5,090円

URL

https://www.lec-jp.com/jinjisoumu/

※2023年1月時点の情報です。

MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)

MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)とは、マイクロソフトオフィスを扱うスキルの高さを証明する資格です。WordやExcel、PowerPointなどを利用して業務を行うことの多い人事には、マイクロソフトオフィスを的確かつスムーズに利用できる能力が求められます。


WordやExcel、Accessには一般コースと上級コースが用意されているため、人事としてレベルアップしてもらうために難易度の高い資格を取得してもらいましょう。


またMOSで受けられるコースには、次の5種類が用意されており、マイクロソフトオフィスのバージョンごとに試験が設けられています。


  • Word
  • Excel
  • PowerPoint
  • access
  • Outlook

合格率(%)

未公開

次回実施時期

随時

受験手数料(税込)

Word:10,780円〜12,980円

Excel:10,780円〜12,980円

PowerPoint:10,780円

access:10,780円〜12,980円

Outlook:10,780円

URL

https://mos.odyssey-com.co.jp/about/

※2023年1月時点の情報です。

優れた人事になってもらうために取得を推奨したい資格・検定を11選紹介しましたが、必要なスキルも知りたい方は、別記事「人事スキル」を合わせてお読みください。


まとめ

人事としてキャリアアップを図れる資格・試験には、中小企業診断士やMOSなどさまざま分野があります。人事のスペシャリストを育成するなら、本記事で紹介した資格取得を促すのも1つです。


しかし、取得した資格が多くなるほど、各社員のスキル管理が難しくなるでしょう。社員ごとに有している資格・検定などをデータで掌握できるタレントパレットを導入すれば、人材管理がラクになります。


また、社員ごとのスキルの掌握は現状分析に活かせるため、人材育成方針を決める際にもタレントパレットは活用できます。資料なら3分でタレントパレットのことが分かるため、まずは資料をご請求ください。


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