こんにちは。人事・経営に役立つメディア「タレントマネジメントラボ」を運営する「タレントパレット」事業部編集チームです。
「人事を正社員として採用するとコストが高い」「フリーランス人事の採用に興味がある」と悩んでいる経営者の方は多いのではないでしょうか。
正社員としての採用にはコストも時間もかかるため、自社の負担になってしまう恐れがあります。フリーランス人事であれば「優秀な人材を確保できる」「コストを削減できる」などのメリットがあり、上記課題を解決可能です。
そこで本記事では、フリーランス人事の採用方法、採用するメリット・デメリット、注意点まで詳しく解説します。
フリーランス人事の採用方法が理解でき、人材確保やコストの削減につながりますので、フリーランス人事に興味がある経営者の方はぜひ参考にしてください。
フリーランス人事を採用するメリット4選
フリーランス人事を採用すると「優秀な人材の確保」「コストの削減」などが可能です。いずれも正社員採用では得られないメリットのため、詳しく見ていきましょう。
優秀な人材を採用できる
市場には、既にスキルの高い優秀なフリーランスが多く存在します。0から育成する必要がないため、即戦力になることが期待できるでしょう。
最近では、SNSやクラウドソーシングサイトで簡単に優秀な人材を見つけられます。プロフィールやポートフォリオを確認すると、すぐに採用に移れます。
特に、専門性が求められる難易度が高い事業の場合、フリーランス人事は心強い存在です。新規事業立ち上げ時の人員不足もカバーできます。
また、優秀なフリーランスを採用すると、自社社員も勉強になります。自社の人材レベルをアップさせたい場合も、フリーランスの採用がおすすめです。
柔軟な対応が期待できる
正社員雇用では手続きや採用工数が多く、時間がかかるのが難点です。フリーランスなら、本人が同意していればすぐに働けます。お互いで交渉内容に納得し、業務委託契約書を結ぶだけで契約がスタートします。
採用にかかる時間が浮くと、自社社員がコア業務に集中できるのが利点です。結果的に、自社の生産効率をさらに向上できるでしょう。
また、急いで始めたいプロジェクトがある際も心強い存在です。スピード感が必要な際は、人事フリーランスの採用を検討しましょう。
コストを抑えられる
フリーランス採用なら、採用・教育にかかるコストを抑えられます。福利厚生、保険料の支払いがないため、正社員よりも低コストです。
特に、ダイレクトリクルーティング、リファラル採用であればさらに費用を抑えられます。さらに、専門スキルのあるフリーランスであれば教育の必要がなく、正社員を0から育てるよりも効率的です。
浮いた採用コストは、広告や施策にかかる費用の補填に回せるでしょう。
自社のノウハウを蓄積できる
専門性が高い優秀なフリーランスを雇うと、自社社員のノウハウを高められます。自社のスタッフを教育する際も、大いに参考になるでしょう。
自社のノウハウが蓄積されると、社員の能力向上につながります。結果的に、さらなる自社の売上、生産効率のアップが期待できるでしょう。
特に、長くフリーランスとして働いている人材は、高い専門性を有している傾向にあります。履歴書や、ポートフォリオを確認して本人の経歴を確認しましょう。また、既に人員が足りているという場合は、教育目的のコンサルタントとして採用するのも手です。
→人事業務委託について詳しく知りたい方は、別記事「人事業務委託」をあわせてご確認ください。
フリーランス人事を採用するデメリット2選
フリーランス採用では契約解除の可能性や、フォロー体制がないなどのデメリットがあります。メリットだけではなく、デメリットも把握してフリーランス採用を検討しましょう。
フリーランス側から契約解除される可能性がある
フリーランスは正社員と異なり、雇用契約がありません。業務委託契約なので、場合によってはすぐに契約解除される場合もあります。
正社員採用と異なり、長期雇用は望めないでしょう。また、突然連絡が取れなくなるケースもあるため、音信不通になって実質的に契約解除となるリスクも理解しておいてください。。
トラブルを未然に防止するには、業務委託契約書で罰則を設けることが大切です。また、契約不履行があった際の対応についても必ずルール化しておきましょう。
フォローアップ体制が期待できない
フリーランス採用では個人を雇うため、会社からのフォローアップはありません。トラブルが起きた場合は、すべて自社責任です。
例えば業務内容で不履行があっても、自社で問題を解決する必要があります。場合によっては、職務放棄されるリスクも加味した上で採用しなければなりません。
特定のフリーランスに依存すると、特にリカバリーが効きにくくなります。リスク管理のために、複数人のフリーランスと契約を結びましょう。
フリーランス人事を採用する4つの方法
フリーランス人事の採用方法は複数存在し、それぞれメリット・デメリットがあります。メリット・デメリットを把握して、採用方法を検討しましょう。
リファラル採用
リファラル採用とは、既存の社員や知人から紹介してもらう手法です。信頼度の高い人材を紹介してもらえるため、安心して採用できます。
リファラル採用では求人サイト、エージェントと異なり仲介手数料がかかりません。コストを抑えながら、優秀な人材を確保できるでしょう。
ただし、採用するタイミングは選べない可能性があります。自社に人材が欲しいタイミングで、紹介が得られるとは限りません。
また、リファラル採用では、人材を紹介してもらうためには人脈が必要です。リファラル採用は、人材を紹介してくれそうな人がいる場合にのみ選択肢に入れましょう。
→リファラル採用の報酬について詳しく知りたい方は、別記事「リファラル採用報酬」をあわせてご確認ください。
ダイレクトリクルーティング
ダイレクトリクルーティングは、SNSなどを通じて直接アプローチする手法です。Web、SNSで実績を公開している優秀な人材を直接採用できます。
フリーランス側と直接の意思疎通ができるため、納得しやすいのがメリットです。お互いで十分に話し合い、納得したうえで契約を結べるでしょう。
ただし、ダイレクトリクルーティングでは採用に関する工数が増えます。本人と直接やり取りをするので、人事の負担が増えてしまうのが難点です。採用に時間をかけられない場合、エージェントや求人広告がおすすめです。
エージェント
エージェントを活用すると、データをもとに自社にあった人材を紹介してくれます。優秀な人材を採用できる可能性が高く、即戦力を獲得できます。
人材募集を任せられるので、採用コストを抑えられるのもメリットです。特に、自社でダイレクトリクルーティングを行う余裕がない場合に役立ちます。
一方、エージェントに仲介料を支払う必要があるので、費用がかさみます。さらに、エージェントごとに仲介料が違うため、比較検討する時間がかかるのも難点です。
時間を節約したい場合はエージェント、コストを節約したい場合はダイレクトリクルーティングと使い分けるのが良いでしょう。
求人広告
求人広告は、WebやSNSで自社の募集情報を出して人材を集める手法です。幅広い層にアピールできるため、手軽に人材を採用できます。
また、仕事を探している意欲の高いフリーランスにアピールできるのもメリットです。工数をかけず、優秀で自社にマッチした人材を確保できる場合もあるでしょう。
一方、多くの人にアピールするため、人材レベルが不安定になるのが難点です。場合によっては、自社が設定したターゲット以外にアピールしてしまう可能性があります。
広告出稿には予算が必要な点も念頭に置いて、採用を実施するか検討しましょう。
フリーランス人事を採用する際の3つの注意点
フリーランス人事の採用では、注意点を押さえることが大切です。事前に注意点を知らないと、ミスマッチが起こりやすくなります。
自社にあったスキルや実績があるか確認する
フリーランスといっても、スキルレベルには個人差があります。自社にあったスキルや実績がない人を採用しても、活躍できない可能性があります。
特に、専門性の高い事業をスタートする場合は要注意です。ミスマッチを防ぐために履歴書、資格、実務経歴なども確認して見極めましょう。フリーランス以前の経歴も確認すると、人間像を把握しやすくなります。
採用コストを無駄にしないために、本人の適性や実績を細かく見て採用しましょう。
業務委託契約を結ぶ
フリーランスの中には、音信不通になる方がいます。一切連絡が取れなくなり、業務を進められない可能性が出てきます。
保険のために業務委託契約書を結んで、トラブルの発生を抑えましょう。契約の取り決めができるので、問題が発生した時でも双方で解決しやすくなります。
業務委託契約書の締結において、特に重要な項目は以下の通りです。
- 業務の進め方
- 報酬の詳細
- 契約期間・更新
- 禁止事項
- 秘密保持
- 損害賠償
最近では紙ではなく、クラウドサービスを利用して簡単に契約を結べます。コスト削減につながるので、契約時はクラウドサービスを利用しましょう。
フォローアップを望むならツールの導入がおすすめ
人事フリーランスを採用する際はフォローアップ体制が期待できず、トラブルは全て自社責任で解決する必要があります。リスクを抑えて人材採用を進めたい場合は、タレントパレットがおすすめです。
タレントパレットでは、人事サポートツールとして以下の機能を提供しています。
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- 人事業務を効率化できるデータ分析
- 社員個人にあわせた人材育成の促進
- 採用管理のサポート
- 企業にあわせた人事評価の実施
上記の機能により、人事フリーランスを採用する際のデメリットをカバーできます。タレントパレットにはサポートチームも在籍しており、初めてツールを導入する際も安心です。
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まとめ
人事フリーランスを採用すると優秀な人材の確保、コストの削減が可能です。今まで着手できなかったプロジェクトにも、着手しやすくなるでしょう。
ただし、バックアップがない、トラブルが発生しやすいなどのデメリットがあります。安心して人材を確保したいという企業には、フリーランス採用は向いていません。
業務の効率化、各種サポートがあるタレントパレットであれば人事の負担を減らせます。自社で人材が不足している場合、心強い味方になるでしょう。
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