こんにちは。人事・経営に役立つメディア「タレントマネジメントラボ」を運営する「タレントパレット」事業部編集チームです。
採用担当を誰にしようかというのは、経営者や人事の責任者が抱える悩みの一つです。採用担当が会社に合わない人材を多く集めてしまえば、離職率があがったり、成果が出せなかったりしてしまいます。一方で、人事の採用担当の能力やスキルが高ければ、応募者の能力や適正を見極めて、比較的長く続けてもらえる社員を採用しやすくなるでしょう。
そこで本記事では、採用担当に向いている方の特徴や必要なスキル、おもな仕事内容を解説します。
本記事を最後まで読めば人事の採用担当に向いている方の特徴をおさえられるため、ぜひ人員配置の際に活かしてください。
人事の採用担当のおもな仕事内容
人事の採用担当に向いている方を知る前に、業務内容への理解をあらためて深めておきましょう。人事の採用担当のおもな業務内容は次のとおりです。
- 採用の目的を明確にする:業績アップのためには、業績や社風などを考慮して、採用の目的を明確にする必要がある
- 採用スケジュールを組む:繁忙期から逆算して、十分な知識やスキルを身につけてもらうための期間を算出し、採用スケジュールを組む
- 採用方法を決める:採用方法は、求人広告や人材紹介、会社が応募者へ直接アプローチするダイレクトリクルーティングなどさまざま
- 面接および選考:応募者の考えや人柄など、さまざまな要素を考慮して会社で活躍してくれる人材かを見極める必要がある
- 入社に向けての準備:新入社員を受け入れる環境作り・各種書類手続き・研修準備など
人事の採用担当は、会社に必要な人材を確保するための大きな業務を担っています。採用担当の能力によって、今後の会社の成長度合いが決まるといっても過言ではないため、ミスマッチを防ぐのに重きを置いている会社も多いでしょう。
しかし、どれほど優れた採用担当でも人間である以上、誰しもミスを犯します。そこで、タレントパレットの導入がおすすめです。応募者と社員で共通する性格を抽出でき、ミスマッチを防ぎやすくなるため、ぜひご検討ください。
【人事】採用担当に向いている人の特徴7選
人事の採用担当に向いている方の特徴を、次の7つ紹介します。
- 愛社精神がある
- 考えを言語化できる
- 柔軟に対応できる
- コミュニケーション能力が高い
- 言いにくいことも伝えられる
- 質問力がある
- 口が堅い
特徴をおさえておけば、人員の再配置や人事の確保をスムーズに行いやすくなるでしょう。
愛社精神がある
人事の採用担当は説明会や面接の際に、企業理念や今後の方針などを説明するケースがあります。これらの情報をより魅力的に説明するには自社を深く知っておく必要があるため、愛社精神を有している方が採用担当に向いています。
また、採用担当は業務で人と接する機会が多く、仕事が思うように進まないこともチラホラあるでしょう。会社を第一に考えられなければ、次第に業務を全うするのが精神的にツラくなるかもしれません。前向きに業務に取り組んでもらうためにも、愛社精神が必要です。
考えを言語化できる
前述のとおり採用担当者は、面接の際に企業理念や今後の方針などを説明するケースがあります。
面接の際、これらを自身の考えに落とし込み言語化できなければ、面接で自社の魅力は伝えにくいでしょう。
また、候補者を合格にした理由を言語化できれば、次の面接官への引き継ぎもスムーズに行えます。
業務を円滑に進めるためにも、人事の採用担当には考えを言語化できる能力が必要です。
柔軟に対応できる
採用活動では、急遽面接がキャンセルになったり、面接時間が長引いて後のスケジュールを押してしまったりなどの、イレギュラーな案件が発生します。イレギュラーが発生した際に混乱していては、仕事をスケジュール通りに進められません。
柔軟に対応できる採用担当者は、さまざまな事情でスケジュールが乱れても、スマートに仕事を遂行できる傾向にあります。
また、現在の採用方法で結果が出ないのであれば、内容を一新するなどの柔軟性が必要です。固定概念にとらわれないような、柔軟な思考の持ち主が人事の採用担当に向いています。
コミュニケーション能力が高い
1次面接は人事の採用担当者が行い、2次面接は現場の責任者が担うケースがあります。応募者の情報を2次面接官に漏れなく伝えるために、社内では密なコミュニケーションが必要です。
また、各部署に必要な人材を掌握するためにも、現場の責任者と日頃から連携をとる必要があります。業務を円滑に進めるためには、常に自身と相手の立場で物事を考えながら、コミュニケーションをとる能力が必要です。
言いにくいことも伝えられる
応募者の合否を決める立場にある人事の採用担当は、言いにくいことを伝える必要があります。たとえば、候補者への不採用の連絡です。会社によっては合否の結果を電話で伝えるでしょう。
その際、人によっては、不採用の連絡を行うのが精神的に辛いと感じます。不採用の連絡をするたびに精神を消耗していては、プライベートに影響が出かねません。
また面接を複数の担当者で行う場合、面接官の態度が良くないと辞退者が出る可能性があるため、その方が上の立場であっても指摘が必要なケースがあります。「正直に言えば嫌われるかも」「会社に居づらくなるかも」などと、ネガティブな思考に陥る方もいるでしょう。
しかし仕事上、会社のために社員や候補者に対して厳しいジャッジを行う必要があります。人から嫌われるのを恐れず、言いにくいことも伝えられる方が人事の採用担当に向いています。
質問力がある
面接では、採用担当者にも質問力が求められます。答えがYESかNOの質問だけでは、人の能力や性格などを見極めるのは難しいからです。
たとえば「会社で長く働きたいか?」「複数社受けているか?」などの、答えがYESかNOの質問だけでは、その方の本質は見極めにくいでしょう。
そのため「会社に入って何がしたいか?」「入社後の理想の人物像はあるか?」など、相手の能力や性格、考えなどを引き出せるように工夫した質問を投げられる方が人事の採用担当に向いています。
口が堅い
候補者や内定者の個人情報を取り扱う人事の採用担当には、社外秘の情報を外部に漏らさない口の硬さが必要です。
また、2022年1月1日より施行された「改正個人情報保護法」により、個人情報の取り扱いがより厳格になりました。
万が一、個人情報が漏洩して罰則を受けた場合には「1年以下の懲役又は100万円以下の罰金」が課せられます。
罰則を受けないためには社外秘の情報から個人情報の取り扱いにも注意する必要があるため、口の硬い方が人事の採用担当に向いています。
情報漏洩の罰則について詳しく知りたい方は、別記事「人事情報漏洩罰則」をあわせてご確認ください。
人事の採用担当に必要な5つのスキル
人事の採用担当に必要なスキルを、5つ紹介します。
- 営業・プレゼン力
- オペレーションスキル
- マーケティング力
- ライティング力
- スケジュール調整力
人事の適任者を探すなら、必要なスキルを理解しておきましょう。
営業・プレゼン力
人事の採用担当には、営業力・プレゼン力が共に求められます。
人事の採用担当は応募者に対して、自社の魅力をアピールして興味を持ってもらうのも仕事の1つです。また求人媒体に応募情報を掲載する場合には、広告主との交渉を行うこともあるため、人事の採用担当者には営業スキルが必要です。
加えて、採用説明会では、1度に複数の応募者に対して自社の魅力をアピールする必要があります。応募者数を集めるには、採用説明会で、いかに自社を魅力に感じてもらうかが大切といっても過言ではありません。
以上のことから人事の採用担当には、営業・プレゼン力が必要です。
オペレーションスキル
オペレーションスキルとは、オーケストラでいう、指揮者の役割を担える能力を指します。人事の採用担当者には、このオペレーションスキルが欠かせません。なぜなら、採用から入社に至るまでのプロセスを順調に進めるには、全体を見渡して適切な判断を下す必要があるからです。
たとえば内定から入社までの期間では、内定者のフォローや書類作成などを同時進行で行うケースがあります。内定者によっては、書類提出の遅れやコンタクトが取れずに、入社までに必要な手続きがスムーズに進まないケースもあります。
スケジュール通りに仕事が進まなければ、他の業務に支障がでかねません。
入社手続きまでスケジュール通りに運ぶためにも、内定者ごとのフェーズを把握し、全体を見渡して指示を出すオペレーションスキルが採用担当に求められます。
マーケティング力
人事の採用担当には、マーケティング力も求められます。具体的には、以下のような能力です。
- 応募者の求めるものを把握する力
- 応募者に知ってもらうための方法を考える力
- 採用者の反応を分析して次の戦略を立てる力
採用では、自社という商品を応募者に売り込む必要があります。そのため、マーケティング力はそのまま採用でも活かせます。
応募者に知られなかったり、興味が持たれなかったりしたら、人材は集まりません。優秀で、自社に合う人を採用するためには、マーケティング力が必要です。
ライティング力
多くの応募者を集める際に利用する求人手法が「転職サイトの求人広告」の活用です。100万人以上が利用している転職サイトもあるため、求人広告を活用することで、1度に100件以上の応募者を集められる可能性もあります。
ただし、応募者だけでなく求人数も豊富のため、自社の魅力をわかりやすく伝えるライティング力が必要です。そのほか社内向け文書の作成機会も多いので、わかりやすく適切な文章を書く力が、人事の採用担当には求められます。
スケジュール調整力
採用担当者は、面接時や採用説明会において、応募者・リクルーター・上長などの複数の方たちとスケジュールを組む必要があります。もし応募者が集中しているときに適切にスケジュールが組まれていなければ、予定が後ろ倒しになる恐れがあるでしょう。
たとえ応募者が多くても、万が一のことを考えて余裕のあるスケジュールを組める方が人事の採用担当に向いています。
人事の採用担当の仕事が難しい理由
人事の採用担当の仕事が難しい理由は、次の3つです。
- 面接や書類などの限られた時間やデータだけで、応募者の適正や能力を見抜く必要がある
- 面接で印象が良くても、入社後にパフォーマンスを発揮できない方がいる
- 採用担当者がコストをかけて雇った優れた社員でも、退職する可能性がある
応募者の適性や能力を見抜くのは、採用担当の役割といえますが、社員の退職に関しては本人次第です。そのため、どれほど優秀な社員を確保できたとしても、退職を完全に防ぐのは難しいでしょう。
しかし、退職者のデータをもとに社員の予兆を分析してくれるタレントパレットを活用すれば、早期のフォローにより退職を防止できる可能性があります。
また適性検査で社員の適正を抽出しておけば、面接の段階で自社に必要な人材を見分けられやすくなるため、ミスマッチの防止にもつながります。
退職予防やミスマッチの防止を行いやすくなるため、採用に悩む企業の方は、ぜひご検討ください。
まとめ
人事の採用担当の仕事は、採用の目的を明確にしたり面接を実施したりするなど、会社の業績に大きく関与します。採用担当に向いている方の特徴や必要なスキルをおさえて、適任者をできるだけ早く同部署に配属させるのが好ましいです。
本当に適任か否かは、採用担当として配属させてみないと分かりません。しかし、タレントパレットを導入すれば、配属させる採用担当が適任かどうかを事前にある程度見極められます。
なぜなら、システム上で社員を該当部署にドロップさせるだけで今後の影響を予測してくれるからです。それだけでなく、退職の予兆を知らせてくれる機能もあるため、社員の早期フォローにより離職を防止できる可能性が高まります。
加えて、応募者と社員で共通する性格を抽出できるため、自社に必要な人材の具体化によりミスマッチも防ぎやすくなります。
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